食の都になったワケ

三四四会

本物の味、おいしさを伝えづづけます


三四四会は、日本橋の料飲業組合の青年部、つまり日本橋の伝統を引き継ぐ飲食店の若手経営者の集まりです。私たちの親世代が若手だった時代にスタートし、今年55年目を迎えました。鮨や蕎麦、天ぷらウナギ、洋食と、お客様にお出ししている料理の種類は異なりますが、日本橋を愛する気持ちは共通です。いま活動しているメンバーは、子どもの頃一緒に遊んだ仲間も多いので、とても仲がいい。結束の固さや行動力も自慢ですね。

三四四会では経営に関することなど勉強会を行っているほか、地元と連携した活動を行っています。例えば、春は日本橋室町の江戸桜通りで開催された桜フェスティバルに出展し、マグロの賄い料理を提供、秋には日本橋三越本店でチラシ寿司の競演をしました。
子どもたちへの食育もテーマの一つ。ウナギでも鮨でもいまはスーパーで購入できますが、専門店ならではの手間隙かけたおいしさを子どもの頃から知ってもらいたいし、時と場合によって味を使い分けられるような味覚に育ってほしいと願っています。

三四四会では、日本橋を訪れるお客様に本物の味を伝えていきたいですし、日本橋から食の豊かさを発信しつづけていきたいと思っています。

三四四会長・佐久間一郎さん

三四四会長・佐久間一郎さん